『源氏対平氏』と『叡尊・忍性』

廿一日 甲辰 天晴。入夜陰。

【本日のお買い物】

『展覧会図録 鑁阿寺の宝物』(足利市教育委員会、2004年11月)
『平成15年度文化財保護年報』(足利市教育委員会文化課、2004年11月)
松尾剛次氏編『叡尊・忍性 (人物叢書)』 (吉川弘文館、2004年12月)
五味文彦氏編『源氏対平氏―義経・清盛の攻防を描く (別冊歴史読本 (01))』(新人物往来社、2004年12月)

↑どーでも良いのですが、「はまぞう」によるタイトルは間違ってますね(笑)。正しくは、『別冊歴史読本 源氏対平氏』で、余計なサブタイトルはキャッチコピーで、「栄華を極めた平清盛、戦略家源義経武家の棟梁源の頼朝の攻防を描く」というものでして、ようは混じってしまってるんですね(笑)。
しかしこの『源氏と平氏』、執筆陣はすさまじく、名前を挙げてみますと、

秋山哲雄
五味文彦
・関幸彦氏
・槇道雄氏
元木泰雄
岡田清一
斉藤利男
本郷和人
・高橋昌明氏
・上杉和彦氏
・伊藤一美氏
・高橋慎一郎氏
・角田朋彦氏
・菊池紳一氏
・大石直正氏
高橋典幸
・服部秀雄氏
・野村育代氏
・近藤好和氏
・八重樫忠郎氏
・岡陽一郎氏
・福田誠氏

となっております。

ツボだったのは、本郷和人氏の体験談で、涙を誘わずにいられません(笑)。いや、まぁ、これは実際読んで頂きたいのですが、いるんですよねぇ。こういう輩が…。
全体的には五味先生の人脈の方が多く(五味先生の編集ですから当たり前なのですが)、五味先生が仕切られた、中世都市研鎌倉大会でお見かけした方が多いのも、偶然ではないでしょう。
歴史読本』の別冊にしては結構内容が硬いので、初心者向けではないかもしれませんが、これはお勧めです。

松尾剛次氏編『叡尊・忍性』(日本の名僧シリーズ)は、掲示板で猫ひぢりさんがお勧めして下さったもので、馬淵和雄氏が、鎌倉末期に律宗教団が造立した石造物について執筆しておられます。

『展覧会図録 鑁阿寺の宝物』は4冊目…。最早何も申しますまい…。