2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

正和2年銘誠心院宝篋印塔

昨日の日記で言及した、正和2年(1313)銘宝篋印塔。 高さ4メートルという大型塔で非常に重厚な印象を受ける 。 京都の市街地に悠然と立つ優品である。 隅飾りの輪郭が三弧となっているのが特徴的である。銘文の全容が分からないので断定は出来ないが、正和3…

誠心院宝篋印塔群

京都市中京区新京極通六角下ル中筋町487にある、泉湧寺派の寺院、華獄山東北寺誠心院にある、山口甚介一族の墓とされる小型の宝篋印塔群。 誠心院といえば、伝和泉式部墓とされる正和2年(1313)銘の宝篋印塔が有名だが、これはその南側に安置されている。山口…

為因寺宝篋印塔

久々に書き込んでみる(笑)。京都市右京区の為因寺にある、著名な文永二年(1265)銘宝篋印塔です。 塔身には「阿難塔」と刻まれており、付近の高山寺明恵髪爪塔として知られる暦仁二年(1239)造立とされる宝篋印塔の模倣とされています。