正和2年銘誠心院宝篋印塔

昨日の日記で言及した、正和2年(1313)銘宝篋印塔。
高さ4メートルという大型塔で非常に重厚な印象を受ける

京都の市街地に悠然と立つ優品である。
隅飾りの輪郭が三弧となっているのが特徴的である。

銘文の全容が分からないので断定は出来ないが、正和3年造立ということであれば、和泉式部の墓という伝承は誤りか、或いは後世の供養塔ということになるだろう。