五島美術館で『明月記』展を見る。

朝8時前に家を出て、世田谷区上野毛の「五島美術館」に向かいました。
目的は藤原定家の日記『明月記』を見るため。
今回は冷泉家から全巻を借りて公開するとの事で、「すごいよ」という前評判は聞いていましたが、確かに凄い…。
何がすごいって、

平日の朝の10時から展示室には人だかり。

何でやねん。

実際には年配の方が多く、また、書道愛好家の方が多いよう、歴史愛好家よりも恐らく遥かに多かったのではないでしょうか。字体について熱心に語り合ってる人も少なくありませんでした。

そんな中、
「おお、源朝雅って、平賀朝雅じゃないかー」
とか、
「こっちの叙位の記事には源仲章がある。きっと実朝の推挙だったんだろうね。って、良く見たら脇には実朝がいるじゃないか!」
とか、
「ああ!あともうちょっとで足利義氏の名前が出てくるのに〜」
とか言ってるアホな私たちでした。

定家の書は所謂「定家様」として人気があるのですが、素人目には読みづらいだけ…。
でも、特徴があるから、覚えてしまえば読みやすいのかもしれないですね。


五島美術館の庭園にあった層塔。非常に雰囲気が良いです。