唐招提寺展

正月卅日　甲寅　晴。甚寒。

【本日のお買い物】

東京国立博物館編『唐招提寺展　国宝鑑真和尚像と盧舎那仏』図録
（東京国立博物館、2005年1月12日）

東京国立博物館編『東京国立博物館紀要』第39号
（東京国立博物館、2004年3月31日）

日本宗教文化史学会編『日本宗教文化史学会編』第8巻第1号（第15号）
（日本宗教文化史学会、2004年5月20日）

エヴリィ・ステップ・ア・ダンス、エヴリィ・ワード・ア・ソング

Emerson,Lake & Powell『The Sprocket Sessions　An Official Bootleg』
（2003,Manticore Records）

上野の東博で開催されている特別展「唐招提寺展　国宝鑑真和尚像と盧舎那仏」に行ってまいりました。
今回の展示の目玉である唐招提寺本尊盧舎那仏を初めとする唐招提寺金堂の奈良期のオリエンタルさ溢れる木彫像や脱活乾漆造りの鑑真朔像は噂に違わず素晴らしく、特に帝釈天立像の衣のゆったりした感じには感動しました。
しかし、最も驚いたのは東山魁夷による御影堂の障壁画で、雄大さ・透明感・音が聞こえんばかりの迫力には圧倒され、また巨大な障壁画であるにも拘らず、作成中も全体の完成図を見通しながらでないと描く事は不可能であろうその把握力には感服いたしました。
図録に写真が載っていますが、印刷物は実物の素晴らしさを伝え切れません。この絵だけでももう一度見に行きたいですね。この絵画だけで1400円の価値があると思います（笑）。
ただ、分かりきっていたことではありますが、人が多くてゆっくり見ることが出来なかったのは残念でしたね。

(2005年1月30日撮影)
東博の常設展で展示してあった法然の伝記絵巻である『拾遺古徳伝絵巻』です（I.Wさん、これですよね?＜笑＞）。