霜月騒動再考(後編)

3月14日の続きです。
余り史料のない「霜月騒動」を再現するために釈由美子が好きさんが取った方法が、
「鎌倉期前後の戦乱を類型化し、これらとの比較から霜月騒動を再現する」
というもの。ご本人曰く「ジュラシック・パーク」方式。
スティーヴン・スピルバーグ監督による映画『ジュラシックパーク』で恐竜を復元するために取られた方法が、
琥珀中に閉じ込められた古代の蚊から恐竜の血液を取り出し、その血液からDNAを抽出する。不足部分を蛙の遺伝子で補完して、クローン恐竜を生み出す」
というもの。
これと同様に「霜月騒動」の史料で足りない部分を、他の戦乱をパターン化して補おうというもの。
これは非常に面白く斬新な試みで、聞いている間、私はその世界にすっかり取り込まれてしまいました。

その後の質疑応答・懇親会も非常に盛り上がったのですが、ここでは割愛いたします。
因みに、中前勉の飲み会で最後まで残っていたのは、鎌倉での懇親会を別にすれば初めてでした。
そうか。ダイヤ改正されて駒沢大学駅を23時頃出ても間に合うんですね(笑)。