石田浩子氏「南北朝期における親玄門徒の武家勤仕」

 土曜日は朝9時45分に家を出発して足利に行き、足利市立美術館で行われている「足利学校展―日本最古の学校 学びの心とその流れ―」(http://www.watv.ne.jp/~ashi-bi/kaisaityuu.htm)を見学してきました。
 しかし、10時40分に到着して僅か30分足らずで足利を後にして(笑)、今度はJR高崎線で池袋に出て、立教大学で行われた歴史学研究会日本中世史部会例会に参加して 石田浩子氏の「南北朝期における親玄門徒武家勤仕」という報告を聞いてまいりました。
 石田氏の報告は、関東護持僧で、鎌倉にいながら醍醐寺座主に任じられた醍醐寺地蔵院親玄の法流が、親玄以後どのように受け継がれていったのか、というもので、こちらは足利氏にも深く関わってくる問題で、私も大いに興味を惹かれました。特に新出史料は驚くべき内容で、一日も早く世に出して欲しいです(笑)。
 鶴岡八幡宮19代別当仁木大僧正頼仲(仁木師義息)は、佐々目大僧正頼助に入室して、私はすっかり失念していたのですが、後に親玄に灌頂を受けていたんですね(『鶴岡社務記録』)。
 それにしても疲れた一日でした。飲み会は楽しかったですけどね(笑)。