伊豆に行きたい

伊豆に行きたいなぁ、と思う今日この頃。
行きたい場所と言えば、勿論(?)「伊豆山神社」。
ここは嘗て神仏習合の地で「走湯権現」を祀る、神社と言うよりは寧ろ寺院であり、「伊豆走湯山」と呼ばれていました。
走湯山には「密厳院」という寺院があり、源頼朝挙兵の際に大きな役割を担い、頼朝の信頼を勝ち得た覚淵以来の「関東護持」祈祷所で、鎌倉時代真言宗の僧侶が別当を勤め、鎌倉中期からは南北朝初期にかけて、足利一門の覚玄・覚海・覚遍・顕潤という僧侶が別当となっておりました。
南北朝期後期からは、将軍家をバックにする京都の醍醐寺報恩院流〜三宝院の経深・光済・満済・隆源と、関東公方をバックにした鎌倉鶴岡八幡宮別当真言僧弘賢・尊賢・尊運が、その職を巡り激しく対立しましたが、正当性は京都にあったものの、結局は関東を活動拠点とし「当知行」をしていた鶴岡八幡宮が実権を握りました。

覚淵−覚誉−覚意−覚玄(足利泰氏息)−覚海(足利泰氏息)−覚兼−覚遍(足利泰氏息加古基氏息)−顕潤(渋川義春息)−具海−隆舜−乗基−弘賢−尊賢−尊運

他にも、北条氏縁の願成就院や北条寺なども行きたいですね。


日曜の鎌倉遠足の際、実相寺(鎌倉市材木座)の庭先にあった五輪塔。雰囲気が気に入りました。