再興中世前期勉強会

掲示板にも書きましたが、昨日、ばつ丸さんのお誘いを受けて、「再興中世前期勉強会」の例会に参加させていただき、東京国立博物館で行われている「建長寺創建750年記念特別展 鎌倉−禅の源流」展を見学に行きました。

最初に集合場所に行ったときは10名ほどだったのですが(もうちょっと多かったかも)、あれよあれよと言う間に人数が増えていき、最終的には総勢33名の参加だったそうです。再興中世前期勉強会」さんの例会では最高人数だったそうで、「桔梗ヶ谷」の井上渉子さん言う所の「ちょっとした小学校の一クラス」状態でした。

展示は、鎌倉国宝館や、建長寺円覚寺の「風入れ」の際に拝観できるものが多かったので、自然他の寺院の宝物に興味惹かれるものが多かったのですが、中でも
約一年ぶりの対面となる長野県上田市別所温泉安楽寺蔵「樵谷惟僊坐像」、鎌倉の足利氏の氏寺である浄妙寺の開山の頂相彫刻である「退耕行勇坐像」、鎌倉瑞泉寺蔵「夢窓疎石坐像」などが興味深かったですね。
建長寺の宝物では、門外不出という「蘭溪道隆坐像」は素晴らしかったですし、円覚寺蔵の「大休正念像面部」はその写実性と通常の頂相彫刻よりも大きかったと思わせ、完形でないのが残念に思えます。
同じく円覚寺の「無学祖元坐像」は何時見てもその生き生きとした姿に感動します。
開催期間は7月13日迄と、残す所一週間となりましたが、仏教美術に興味のある方は是非ご覧になっては如何でしょうか。

展示見学の後は約二十名程で二次会となったのですが、それだけでは飽き足らずに大多数が三次会へと雪崩れ込みました。
この席では貴重なお話や、爆笑できるお話が聞け、非常に楽しい一日と相成りました。

参加された皆様、どうもお疲れ様でした。