東京大学史料編纂所

今日は東京大学史料編纂所に行きましたよ。
思えば、歴史研究(のようなもの)を始めて、史料編纂所の存在を知り、
「うわ!行きたい!でも敷居が高いー」
と思って早数年。しかし、ひょんなことから(いや、本当はちゃんとした理由があるのですし、ネットを通して活動していたからでもあるのですが)、史料編纂所に行くことが可能となりました。
で、実際には12月にも行ってるのですが、単独で行くのは初めて。

今回見た史料は、

鑁阿寺郷々寺役記
鑁阿寺過去帳
京都御所東山御文庫記録

などだったのですが、過去帳抄を開いてビックリ。
「二日 小尼御前 八月 義兼公御姉」
誰ですか?これは…?
当然主な系図にも出てきません(実は鑁阿寺には「新田足利両家系図」以外に足利氏の系図があるそうなので、こっちには載ってるのかもしれませんが)。
また、『鎌倉遺文』5609号の「足利義氏書状写」も、「後鳥羽院御託宣記」(ちゃんとまだ確認してませんが、内容は『続群書類従』第964所収の「後鳥羽院御霊託記」と同じもののようです)からのものだと確認。
色々実りの多い一日でした。本当にKさんには感謝です。有難う御座いました。